お部屋探し条件は人それぞれですが、余程お金に余裕がある人以外は初期費用も条件の1つだと思います。
良い場所で良い設備で丁度良い家賃の物件があったとしても、初期費用が自分が想定していたものよりも高い場合、その物件を契約する事を躊躇したり諦めたりするでしょう。
たまに初期費用を敷金礼金だけだと勘違いしている方もいらっしゃいます。
そこで、初期費用を抑えた物件を探す時の注意点を解説していきます。
初期費用を抑えた物件の注意点
初期費用(契約金)が安い物件には理由があります。
大家さんであればの家賃が入ってくれば問題無いですが、管理会社にとってみたら一部屋に対する管理料なんて大した額では無い為、敷金・礼金やその他の契約金を頂いておきたいものです。
何故、初期費用(契約金)が安い物件があるのでしょうか。
初期費用(契約金)が安い物件の注意点や確認しておくべきことを3つに分けて紹介します。
初期費用を抑えた物件の確認事項3選①物件
まずは、事故物件です。
当然の事ながら事故物件は初期費用(契約金)も家賃も安いものです。
気にならない人にとってみたら超お得物件になりますが、大多数の方からしてみたら高い家賃高い初期費用(契約金)を払ってまで住みたいと思わないはずですから長く空室になってしまう可能性が高くなります。
大家さんや管理会社からしてみたら大問題です。
物件で誰かが亡くなった場合、紹介を受けるお客さんに告知をしなければならない義務が発生するので隠しておく訳にはいきません。
ですが、物件で誰かが亡くなったなんて聞いたらどんなに好条件の物件でも気が引けるものです。
大家さんも管理会社も物件を決める為に考える事は一つしかありません。
家賃と初期費用(契約金)を下げて事故物件ならではのメリットを持たせます。
敷金・礼金を無しにして更に家賃1~2ヵ月分のフリーレントを付けたり、鍵の交換費用をサービスしたりと初期費用を抑え契約をし易い商品にします。
募集図面には【告知事項あり】と記載されているはずなのですぐに気付くとは思いますが、初期費用(契約金)が極端に抑えられるような物件を紹介される場合は不動産会社の方に事故物件なのか確認してみて下さい。
初期費用を抑えた物件の確認事項3選②契約後
契約後にお金が掛かるような事もあります。
契約前に分かっている事がほとんどですが、家賃と管理費とは別に月額で掛かってくるものが契約に含まれているケースがあります。
例えば、月額の保証料・保険料・町会費・安心サポート・不動産会社の月会費等、初期費用では無く月額で取られてしまう物件も少なくありません。
ただ、月額で掛かる費用は初期費用を抑えた物件以外にも掛かるので、月額で掛かるものはそこまで気にする事でもないでしょう。
初期費用を抑えた物件の確認事項3選③サブリース
アパート・マンションを所有している大家さんから不動産会社が借り上げる(サブリース)物件の初期費用(契約金)は抑えたものが多いように感じます。
入居者がいてもいなくても、不動産会社は毎月一定額を大家さんに支払わなければなりません。
大家さんから借りて入居者に貸す、簡単に言うと又貸しです。
契約金が高く入居者が決まらなければ決まらないだけ会社の損失になってしまいます。
会社の損失にならないよう早く入居者を決める為に初期費用(契約金)を抑えて募集する事が多いでしょう。
ただ、毎月の利益を作らなければならないので家賃が高いケースも少なくありません。
ですが、物件自体に問題があるような事はないので安心借りても良いでしょう。
初期費用を抑えた物件の注意点(まとめ)
物件を探す時には初期費用も含めて考えなくてはなりません。
初期費用が安過ぎて不安に感じたら迷わず不動産会社の方に聞いて下さい。
初期費用が安過ぎて不安になるというのも変かもしれませんが、全く疑いを持たない方もたまにいらっしゃいます。
何の説明もしてくれない不動産会社もあるので、何でも聞くようにしてみて下さい。
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