賃貸仲介不動産の業界に入り既に20年近く経ちますが、これからこの業界に就職しよう転職しようと考えている方へ必要な資格が有るのか無いのかお答えしていきたいと思います。
私もこの業界に入る時には、何か資格が必要なのかなと不安に思っていましたが、正直何も必要ありませんでした。
正確には、入社するだけなら必要はありません。
賃貸仲介の不動産会社に必要な資格
冒頭でも説明しましたが、入社するだけなら資格は必要ありません。
ですが、資格は無いよりあった方が給料や昇進にも大きく影響が出てきます。
そこで、最低限あった方が良い資格を3つをご紹介していきます。
賃貸仲介の不動産会社で必要になる資格を知りたい①運転免許証
あった方が良いけど無くても就職する事は可能です。
賃貸仲介の不動産会社によっては運転免許証を必須にしているところもありますが、車を使わない不動産会社もあるのでそういうところでは無くても雇ってもらえます。
実際、私が以前に勤めていた賃貸仲介不動産の会社では運転免許証を持っていない社員が複数いましたが、お客さんの案内は電車で行っていたので問題ありませんでした。
むしろ東京都内の案内は、車よりも電車を使った方が早い場合が多々あります。
お客さんの案内をする賃貸仲介の立場であれば必ずしも必須にする必要はありません。
ただ、お客さんの案内は車と決めている不動産会社の場合は運転免許証必須になるのでご注意下さい。
賃貸仲介の不動産会社で必要になる資格を知りたい②宅地建物取引士
これも、あった方が良いけど無くても就職する事は可能です。
不動産を取り扱う上で、宅地建物取引士の資格はあった方が断然良いですが無くても働くことに問題ありません。
むしろ、賃貸仲介の不動産会社で働く半分以上の方はこの宅地建物取引士の資格を持っていないでしょう。
基本的に、1つの店舗5人の社員に対して1人の宅地建物取引士がいれば良いという決まりがあるので、その不動産会社に宅地建物取引士の資格を持っている社員が足りていれば問題無いのです。
ですが、宅地建物取引士の資格を持っていれば給料は2~3万円アップする会社が多いように思います。
給料を上げたいのであれば、就職してからでも遅くはないので宅地建物取引士の資格を取る事をおすすめします。
また、重要事項説明書を読むことが出来るので契約日の調整もしやすくなりますし、お客さんからの疑問や質問にも対処できる可能性が高くなるので信頼度が増します。(一緒に働く人にも重要事項説明書を読むことを頼まれるので社内でも信頼度が増します)
賃貸仲介の不動産会社で必要になる資格を知りたい③賃貸不動産経営管理士
こちらも、あった方が良いけど無くても就職する事は可能です。
賃貸不動産経営管理士は、2021年4月から国家資格となりましたが不動産業界内でも取得していない方がまだまだ多い資格です。
管理戸数200戸以上の賃貸住宅管理業者は事務所ごとに1名以上の設置が義務付けられていますが、賃貸住宅経営管理士の資格を持っている社員が多ければ問題ありませんし、そもそも仲介メインでやっている賃貸仲介不動産には200戸以上の管理をもっているところが少ないはずです。
この賃貸不動産経営管理士の資格も、就職してからでも遅くないので取得することをおすすめします。
新しく出来た国家資格ですから、賃貸仲介不動産会社は資格手当を出すようになるでしょう。
自分の給料を増やす為にも取った方が良いでしょう。
何度も言いますが、無くても就職する事は可能です。
【まとめ】賃貸仲介の不動産会社で必要になる資格を知りたい
実際、20年近く賃貸仲介専門の不動産会社で働いていますが、資格が何にも無くても働くことは可能です。
ただ、あった方がお客さんの為にも自分の為にもなりましすし、資格があるのが当たり前のような不動産会社が増えてきて、宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士の資格が無いと働きづらくなる可能性もあります。
不動産の世界で長く働こうと考えているのであれば、資格は無くても良いけど将来の収入や昇進を考えると有った方が良いでしょう。
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