この十数年、賃貸仲介の不動産会社も新卒採用に力を入れているところが増えています。
大手賃貸仲介会社は当然の事、規模が小さい賃貸仲介会社まで新卒の採用に積極的になっているように感じます。
長年、賃貸仲介会社に勤めていると、何故せっかく大学まで卒業したのにこんな業界に飛び込んできたのだろう、もったいないなぁと思ってしまうのは私だけではないでしょう。
賃貸仲介の不動産会社に就職希望の就活生は考えて①魅力
人それぞれやりがいや魅力を感じる仕事は違うと思います。
- 給料やボーナス
- 休日や労働時間
- 昇進・昇格
- 大きなプロジェクト
- 社風
上記以外にも沢山あると思います。
ですが、賃貸仲介の不動産会社に就職を考えている就活生は何に魅力を感じているのでしょうか。
謎です。
給料やボーナスは低いです。
休日は少ないし労働時間は長いです。
有給もほとんど取れません。
大きなプロジェクトなんてほとんどありません。
昇進・昇格はあっても責任だけ増えて割に合わないと感じるでしょう。
就職説明会や面接ではそんな実情は一切説明しないでしょうし、うまく気持ちを上げるように話をしているのでしょう。
実情を知れば知るだけ何故この業種を選んだのだろうと不思議でしょうがありません。
賃貸仲介の不動産会社に就職希望の就活生は考えて②エリア
東京で言えば都心部・副都心ならまだ良いと思いますが、都心・副都心から外れたエリアでは苦しい場所が多い事を理解しておいて下さい。
都心・副都心エリアがまだ良いと思える理由は、
1.都心・副都心エリアは家賃相場が高く客単価が上がります。
2.お客さんも多いので契約数も増えます。
3.法人のお客さんも多く安心出来ます。
普通に仕事をしていれば、1ヵ月150~200万円位の売上は作れるでしょう。
店舗の売上も500~600万円位は作れるのではないでしょうか。
単純に売上が上がるので、給料・ボーナス・インセンティブは多くもらえるので、
それに比べて、都心・副都心から外れたエリアでは全てが逆転します。
1.外れたエリアは家賃相場が安く客単価が下がります。
2.お客さんが少ないので契約数が減ります。
3.法人のお客さんは少なく、あっても小さい規模の法人ばかりです。個人事業主のお客さんは多いのですが、確定申告をかなり少なく申告している方がほとんどで審査が通しずらい。
普通に仕事をしていれば、1ヵ月100万円いくかいかないか位の売上になるでしょう。
店舗の売上は300万円前後ではないでしょうか。
単純に売上が下がるので、給料・ボーナス・インセンティブは少ないです。
都心・副都心に店舗がありなおかつ外れたエリアにも店舗がるような会社は、店舗格差があり不平不満が出るようになります。
賃貸仲介の不動産会社に就職希望の就活生は考えて③時間・休み
拘束時間は長い。
休みも少ない。
有給も取れない。
土日祝日の休みは取れない。
長期連休も取れない。
みなし残業・サービス残業ばかりで残業手当は無い。
自分の時間が持てず、1年があっという間に過ぎてしまう。
賃貸仲介の不動産会社に就職希望の就活生は考えて④まとめ
給料・ボーナスが少なく労働時間が長い。
休みも少なく有給も取れない。
せっかく大学まで卒業して、この業界で良いのかと真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
わざわざ高い学費を払い、大学を卒業してまで務めるような業界では無いと私は思っています。
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