『こんな客の接客はやりたくない!』
どんな営業マンでも、嫌いなタイプのお客様はいるものです。
賃貸不動産の営業マンに嫌われるお客さんをお伝えします。
賃貸不動産の営業マンに嫌われる客5選
私は賃貸業務に携わり15年以上が経過しました。
多くのお客様をご対応させていただくなかで「こんな客にあたったら嫌だ
」と思う事も多々あるのです。
そこで、私の経験から営業マンに嫌われる客の特徴を5つまとめました。
賃貸不動産のこんな客は嫌われる①現地での待ち合わせ
お店にお問い合わせが入り、お話をするとお店に行くのは面倒だから現地で待ち合わせをしたいと言ってこられるお客様は結構いらっしゃいます。
営業マンからしてみたら、現地での待ち合わせなんかしたくありません。
理由はいくつかあります。
- 決まるか分からないものに時間を割かれる
- お客様の内容が分からない
- 実際に希望される条件に合っているかも分からない
- 次につながらない事が多い
以上4点は、営業マン誰もが思うはずです。
決まるか決まらないか分からないお客様に時間を割くのはもったいない、上司からそう言われた事がある営業マンも多いと思います。
しかも、営業マンが動くという事は人件費、移動に車や電車を使うようなら交通費がかかる事も考えていますので、決まる確率が分からないものに時間を割くことはとても嫌がられます。
お客様の中には、お部屋を見せる事が賃貸仲介会社の仕事だと勘違いしている人が沢山います。
スーパーや洋服屋さん等の小売業ならお店の外に出る事はありませんし、買わないなら単純に気に入ったものがなかったのだとお客様を見送るだけです。
そこに営業マンの時間は割かれません。
交通費もかかりません。
地場にある小さい不動産屋さんは現地の待ち合わせもやってくれるところもあるでしょう。
賃貸不動産のこんな客は嫌われる②何一つ条件を譲れない人
誰だって100%希望通りのお部屋に住みたいものです。
でも、お客様のご予算によって希望が叶う部分と叶わない部分があります。
営業マンは、そういう説明をお客様にしてお部屋をご紹介しているとは思いますが、これを受け入れてくれない方がいらっしゃいます。
お部屋探しの考え方で、①家賃②場所③物件の質、この3つのバランスが重要になってきます。
単純に①②③のバランスだけを考えたら、全体的に中途半端な物件にしかならず、このお部屋に決めたいというところまで思えないはずです。
①②③の内、2つは希望通りで残り1つを譲るという考え方を持って頂くと、お部屋探しを楽しくする事も出来ますし、このお部屋に決めたいなと思える物件を見つける事が出来ると思います。
ですが、家賃も場所も物件の質もどれも譲れない方がいらっしゃいます。
どうせ引っ越すなら、高い契約金を払うのなら、住んだら長くなるからと色々とおっしゃって、一向に妥協をされない方がいらっしゃいます。
大体、実家暮らしの方が多いです。
引越の期日に迫られている訳でもないので余裕があるのです。
長くて1~2年も探し続けている人もいます。
こういうお客様も時間と労力の無駄に終わるケースが多いように感じます。
賃貸不動産のこんな客は嫌われる③多くの不動産屋さんに予約を入れている人
今の時代、どこの賃貸仲介の不動産会社に行っても出される物件はほぼ一緒です。
自社管理物件を、他社へ客付けしない不動産会社もありますが、仲介会社に限っては出てくる物件情報はほぼ一緒です。
お客様には分からない事だと思うのでしょうがないとは思いますが、事前に何社も予約を入れる方がいらっしゃいます。
ご来社され、何件か物件の間取図をお見せしていくと、『この物件は他の不動産会社で見せて頂く予定になっています』と言ってこられる方がいます。
その時に、『弊社でもご案内出来ますよ』と返す営業マンは多いと思いますが、『他の不動産会社で予約をしたから、その不動産会社で案内してもらいます』と断ってくる方がいます。
律儀な方だなと思う反面、イラッとするでしょう。
まとめて案内した方が時間が掛からなくていいのに、無駄な時間を使わなくてもいいのにと思ってしまいます。
他で予約をしている物件が、明らかに良い物件・お客様に合う物件だったとしたら、営業マンのやる気は一気に消え失せてしまいます。
賃貸不動産のこんな客は嫌われる④エリアが定まってない人
お客様の中に、『先週は○○』、『その前は○○』で物件を見てきましたと当たり前のようにお答えする方がいらっしゃいます。
結局どこで探すの?
『今日は○○で物件を見てみたいと思ってきました』
だからどこに引っ越したいの?
とりあえず、物件の内見をしたいだけのようなお客様は決まらない事がほとんどです。
まずはエリアを絞った方が良いと営業マンも説明をしても、あまり真剣に聞いてくれることは無いでしょう。
時間の無駄に終わります。
賃貸不動産のこんな客は嫌われる⑤親に聞く
二十歳を過ぎた成人が、親に聞いてからじゃないと決められないと言う光景を良く見かけます。
学生ならまだしも、立派な社会人です。
『えっ?』
ご夫婦とお子様でのお部屋探しをされている方の中にも、親に聞いてからじゃないと決められないと言われる方がいます。
家庭を持ってらっしゃるんですよね。
お子様がいらっしゃるんですよね。
『えっ?』
こんな客は嫌だというより、大人としてもっとしっかりしろよと思ってしまいます。
子供じゃないんだから賃貸の部屋を決めるぐらい、自分で判断しろよと思ってしまいます。
【まとめ】賃貸不動産のこんな客は嫌われる
誰だって好き嫌いはあるものです。
営業マンは嫌いな客の前でも、そんなそぶりも見せずに不動産会社のスタッフを演じています。
嫌いなタイプのお客様を、どう転がすかは営業マンの腕の見せ所です。
でも、好き嫌いはあります。
決められる要素が薄いようであれば、思い切ってお帰り頂くのも良いでしょう。
だって、営業マンも人間だもの。
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