賃貸仲介の不動産会社で働き始めて15年も経ちますが、毎年と言っても良いほど問題になる事は『人手不足』です。
余程の好待遇ではない限り、どこの賃貸仲介の不動産会社も毎年の悩みだと思います。
賃貸仲介の不動産会社は離職率が高いのです。
原因はいくつか考えられます。
賃貸仲介会社の給与
はっきり言って給与は高くはないです。
固定給+歩合、もしくは固定給+ボーナス(ほぼ歩合のようなもの)ですが、固定給は役職につかない限りほぼ上がりません。(店長にまで昇進しないとほぼ変わらないでしょう)
あくまでも営業ですので、売上を上げられる店舗に配属され、尚且つ売上を上げられる営業マンであれば、そこそこの歩合やボーナスは貰えますが、逆に売上が上がらない店舗に配属され、尚且つ売上を上げられない営業マンは歩合やボーナスを全然貰えません。
賃貸仲介会社の労働時間
賃貸仲介の不動産会社は、大体10時に開店して午後7時に閉店するところが多いように感じます。
朝の掃除や朝礼を考えると、どこの賃貸仲介の不動産会社の社員さんも9時~9時30分には出社していると思います。
また、閉店後に終礼や明日の準備等を考えると、早く帰れる人でも20時~20時30分ぐらいになると思います。
22時~23時頃まで残っている営業マンも多いはずです。(私は以前勤めていた不動産会社では、23時~24時頃まで残って仕事をしていました)
営業時間だけでも9時間。
朝礼や終礼等の時間も考えると11時間位の拘束時間になります。
賃貸仲介会社の休み・有給休暇
休みは、隔週2日や週休2日と少ない訳では無いと思いますが、休日出勤をしなければいけない状況になる事が多いので、休みが少ないような気になってしまいます。
自分が休みの日にお客様の来店予約が入ったり、自分の売上に対する業務を他の営業マンに頼む事が出来なかったりと、ノルマや売上目標を背負うが故に休みを返上しなければいけない感覚になってしまいます。
基本、シフト制で水曜日が定休の会社とそうでない会社に分かれます。
シフト制ですが、お客様のご来店が多い土日祝は休みの希望は出せません。
有給休暇は・・・・・・ほぼ取れません。
2019年4月から年5日の年次有給休暇取得が義務付けられましたが、その5日間しか取れないような体質です。
大きく3つの原因を上げましたが、それ以外にもまだまだ原因はあると思います。
辞めていく社員の半数以上は割に合わないと感じているのではないでしょうか。
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